イワシ式

個人的なマンガの感想を細々と書くブログ

ホスト経験から生まれるのは少女漫画ではなくホスト漫画(「ホスト漫」感想)

忙しさもひと段落して久々の更新。
今回はDeNAが配信するアプリ、マンガボックスの連載作から「ホスト漫」(木下聡志。2014年5月よりマンガボックスにて連載中。既刊1巻)

ホスト漫(1)

ホスト漫(1)

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風が語りかけます(「子供はわかってあげない」感想)

個人的に今年もっとも爽やかだった一作。「子供はわかってあげない」(田島列島、モーニングにて2014年3月から8月まで連載。全2巻)
モーニングで連載追ってた時も、そのページだけ風がサァッと吹き抜ける感じで明らかに空気が違った。

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忘れられない名作(「チュニクチュニカ」感想)

久しぶりのブログ更新。前に読んで感動したのが電子書籍で出てたので。結末は知ってるけど、それでもやっぱり感動した。「チュニクチュニカ」(水谷フーカ、2007年司書房から初版、2011年に白泉社から復刻版発行、全1巻)。

チュニクチュニカ (楽園)

チュニクチュニカ (楽園)

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精一杯生きてる人間てのはすばらしい(「アドルフに告ぐ」感想)

今年の4月ごろに手塚治虫の作品がいくつか電子書籍化されている。しかも今なら100~300円程度。時代が違うのでリアルタイムで読んでいたわけではないが、子どもの頃にいくつか文庫版で読んだことがある。その中で一番好きなのは「アドルフに告ぐ」(週刊文春にて1983年1月6日号から1985年5月30日号まで連載。全5巻(文庫本版))

(以下、ネタバレがいくつかあるので注意)

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