はたらくまめちしき(「ダンダリン一〇一」感想)
深夜アニメは見るものの、実写はどうも馴染めずテレビドラマは全然見ない。あまちゃんも半沢直樹も結局見なかった。でも、半沢直樹みたいなのがすごいヒットしてるって聞いて「コレもドラマにしたら話題になるんじゃね?」って思い出したのが「ダンダリン一〇一」(原作:とんたにたかし、作画:鈴木マサカズ、モーニングにて2010年1月から6話分連載、全1巻)。なんて思ってたら、既になってた。10/2(木)の10時から、日テレでドラマが放送されるみたいです。
- 作者: とんたにたかし,田島隆,鈴木マサカズ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/01
- メディア: Kindle版
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労働基準監督官という人の話。いわゆる労基署の役人。
タイトルは主人公である段田凜の名前、そして「一〇一」は労働基準監督官の権限について定めた労働基準法101条から。
広島のある労基署に新しく赴任してきた段田が、賃金不払いや名ばかり管理職、労災など様々な労働問題と戦っていくストーリー。労基法に関しては「へぇー」という感じで結構ためになる。ただ、わずか6話で終わってしまったため、ちょっと惜しい。今の世の中を見るとネタはまだまだありそうなのに。
で、ドラマの方のHPを見ると、、
http://www.ntv.co.jp/dandarin/
登場人物が倍ぐらいに増えてる!!??つーか広島じゃなくて、西東京署ですか。
なんという原作改変…。。。なんつって、まあ原作6話しかないしドラマ化としては当然か。別に特定のキャラに対する信者なんているわけないだろうし騒ぐ人もいないか。ただ、土手山さんかっこよくなりすぎでしょう。
ま、半沢直樹もだけど、こういうのはあくまでフィクションかと。この漫画でも、面倒な手続きや責任問題を回避しようとする労基署の上司に向かって、段田が弁を振るうけど、実際こんな人がどれだけいるのか。労基署こそお役所。たとえ熱い気持ちがあったとしても、漫画でも出てくるように、そもそも監督官の数が足りず、思っていてもできないことはいっぱいあるんだろう。
ブラック企業うんぬんについては、いろんな人がいろんなことを言ってて、それでも解決しないようなので、労基署が頑張ればいいってだけの話じゃないんでしょう。漫画も何とも後味の悪い終わり方だし。
もし、ドラマが流行って、みんなが労基署に駆け込むようになると、監督官の人数が足りなくてむしろ業務が滞るという現象が起こるかもしれない。杞憂か。
- 作者: とんたにたかし,田島隆,鈴木マサカズ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/01
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そういや、世間的には今日は内定式か。これだけブラック企業なんて言われるとビビっちゃうかもしれないけど、仕事も楽しいときはあると思いますよ。
- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
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