古典に触れる(「Dr.スランプ」感想)
この時期は忙しくて更新さぼってるけど、油断するとこのまま自然消滅しそうなので、正月に読んでたマンガの感想でも。
で、「Dr.スランプ」(鳥山明、1980年から1984年まで少年ジャンプにて連載。全18巻。デジタル版は全9巻)。
急に読み返したくなって、Kindle版で全巻購入。
- 作者: 鳥山明
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/10/12
- メディア: Kindle版
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1980年に連載開始ってことは、自分が生まれるより前か。連載終了から今年でちょうど30年。
不朽の名作ながら、最近は読んだことない人も結構いるのかもしれない。
平成ももう26年だし。
今更、自分がDr.スランプについて何か語るというものもないけれど、そんな昔の作品ながら、今読んでも色あせない。
圧倒的な画力。デフォルメされたキャラながら立体感がすごい。
スッキリしてるんだけどなぁ。上手いなぁ…。
表現の仕方は時代を感じるか。
でも、今見るとこういうマンガ的な表現ってかえって新鮮。
最近は少年誌でも絵の密度がやたら濃くなっているし、こういう表現方法も見かけんな。
(デジタル版1巻より)
あと、大人になってから読むと、千兵衛こそ主人公かと思う。特に初めの方。
千兵衛って連載開始時28才なのね。
このストレートな純粋さ、くだらなさ。
子どもの頃はそんなバカな大人いるわけないと思ってたけど、実際自分がそんぐらいの歳になると、結構あり得るなって思うわ。
でも、みどり先生と結婚してんだよなぁ。すごいよ。
(デジタル版5巻より)
連載開始時は作者の鳥山明も、編集者である鳥嶋氏も20代…。
今の自分より年下…。
それで、これだけ世間に影響を与えるような作品を作るってのはどんな感覚なのか。
Wikipedia見てると、原作もアニメも「マジか!?」っていう話多い。
アニメは毎週水曜の夜7時から30分。
自分が小学生のときはその時間はもうドラゴンボールだったな。
夕方に再放送とかよくやってた気がするけど。
アニメ放送してるときに原作終わってんだよな。
で、そのまま「ドラゴンボール」の連載に入ると。
天才か!!
自分がマンガをよく読むようになったのは20代になってからだし、小さい頃は人並みにジャンプぐらいしか読んでなかったから、同時代にどういうマンガがあったとか、そういう歴史的なのは全然詳しくない。
ただ、せっかく電子書籍もかなり揃ってきて、昔の作品もブックオフを回らなくても読めるようになったし、今年はもうちょっと「古典」も読んでみたい。
歴史を学べば、今をもっと楽しめるかなと。
「Dr.スランプ」も未読の方は是非。
=== あとがき追記(2014/1/20) ===
あと、今回は初めて画像を入れてみた。
去年はなんとなく面倒だったし、載せていいのかよくわからなかったし。
でも、割と文字数書いてるし、「引用」の範囲ならOKかなと。
今年はそういうところもちょっとずつ。