イワシ式

個人的なマンガの感想を細々と書くブログ

2013-01-01から1年間の記事一覧

自ブログのPVから振り返る2013年の人気マンガ

今年の頭から始めたこのブログ。なんだかんだで20作品ぐらいをとりあげてきたので、その中でよく読まれた上位5作ぐらいをご紹介。

ぞくり… (「僕だけがいない街」感想)

2013年もそろそろ終わりということで、個人的に今年一番面白かった作品を。「僕だけがいない街」(三部けい、ヤングエース2012年7月号から連載、既刊3巻)。 「このマンガがすごい!2014」でもオトコ編15位にランクイン。僕だけがいない街(1) (角川コミック…

4コマオブザイヤー2013に投票しました!~4コマはロック!~

↓のサイト様で実施している「4コマオブザイヤー2013」に投票しました。昨年に続き、2回目。http://4oty.net/

マンガのチカラ(「ストーリー311」感想)

昨日「まじめな時間」について書いていたら、これも取り上げたくなったので、珍しく連日の更新。「ストーリー311」(ひうらさとる他10名、デジキスにて2012年3月より毎月連載、2013年3月11日に単行本として出版)。 タイトルの通り、東日本大震災について…

今日を生きる(「まじめな時間」感想)

前回の「黄昏乙女×アムネジア」に引き続き、幽霊の話。「まじめな時間」(清家雪子、月刊アフタヌーンにて2012年2月号から10月号まで連載、全2巻)。死んだ人は幽霊になる。 そして何年かすると現世への執着が薄れ、やがて消える。そんな死後の時間に何を思…

とめどない渇きが愛だというけれど(「黄昏乙女×アムネジア」感想)

先日完結した学園ホラー漫画「黄昏乙女×アムネジア」(めいびい、ガンガンJOKERにて2009年5月号から2013年10月号まで連載、全10巻)。最初の方は処分してしまっていたので、Kindle版で全巻揃えて読み直してみた。アニメ版は見てないです。黄昏乙女×アムネジ…

さよーならみなさん(「さよーならみなさん」感想)

初版が少なすぎたのか、発売直後は品切ればかりでAmazonでもすぐに在庫切れになってたマンガ「さよーならみなさん」(西村ツチカ、月刊!スピリッツにて2012年12月号から2013年8月号まで連載、全1巻)今は在庫も復活しているようで。さよーならみなさん (ビ…

希望の風を満帆に!死の海へと舵をとれ!(「終末のマリステラ」感想)

『古の時代 A.D.と呼ばれた時代 人類は終末を迎えた 後 現在に至るまで 終末は遂げられず 地上は 不完全で不条理に満ち 歪なかりそめの住まいのままだ』 (第1巻、p.150)天使と呼ばれる少女達が異形の魚達と戦うSFマンガ「終末のマリステラ」(高野千春、…

ちっちゃな神様のハートフルストーリー(「百花のしるし」感想)

初回で「ふら・ふろ」をとりあげてますが、今回は同じ作家の作品「百花のしるし」(カネコマサル、電撃大王ジェネシス2011 Vol.1~2012 Vol.5まで連載。全1巻)。ちょうど前回のエントリで書いたのが「神様がうそをつく。」なんてタイトルでしたが、こちら…

その嘘に手を伸ばし生きていく(「神様がうそをつく。」感想)

短いながらも深く感じさせる一作「神様がうそをつく。」(尾崎かおり、アフタヌーン2013年5月号から9月号、全1巻)漂う閉塞感の中での、少年と少女の一夏の物語。 以下、ネタバレ多めなので注意。神様がうそをつく。 (アフタヌーンKC)作者: 尾崎かおり出…

はたらくまめちしき(「ダンダリン一〇一」感想)

深夜アニメは見るものの、実写はどうも馴染めずテレビドラマは全然見ない。あまちゃんも半沢直樹も結局見なかった。でも、半沢直樹みたいなのがすごいヒットしてるって聞いて「コレもドラマにしたら話題になるんじゃね?」って思い出したのが「ダンダリン一…

そうだよ今日はみんなでキャバクラ!(「ヒナまつり」感想)

漫画はやっぱりギャグ漫画がスキだ! でも、最近はシュールだったり、ゆるふわ日常系だったり、マサルさんの頃のような突き抜けた勢いを持ったギャグ漫画に出会う機会が減った気がする。。 そんな中、わけわからん表紙でなんとなく手に取る気がおきなかった…

アラサーは悶々としてます!(「mon*mon」感想)

さわやかな少年向けファンタジーの「リンドバーグ」を取り上げた次がこれでいいのか、とも思うが某女性誌を思わせるタイトルの「mon*mon」。(シモダアサミ、マンガ・エロティクス・エフvol74, 76-82にて連載(2012年3月から2013年7月まで)、全1巻)。mon*…

脳天直撃(「リンドバーグ」感想)

空飛ぶ不思議な生物と少年との冒険譚「リンドバーグ」(アントンシク、月刊ゲッサンにて2009年6月号から2013年5月号まで連載、全8巻。)kindle版で1巻読んだら一気に全巻買ってしまった。最終8巻だけまだkindleで出てなかったけど。リンドバーグ(1) (ゲ…

よし、お笑いやるよ!!(「チェルシー」感想)

一番最初に「ふらふろ」書いたけど、キャラットで好きだったもう1つ。「チェルシー」(シバユウスケ、きららキャラット2008年10月号~2010年10月号まで連載、全2巻)。昨日、テレビで『耳をすませば』やってたみたいだけど、自分にとっての青春はむしろこ…

新入社員におくる穀物お仕事系4コマ(「みそララ」感想)

7月から「恋愛ラボ」のアニメが始まるが、個人的にはこっちの方が好き。「みそララ」(宮原るり、まんがタイム2006年7月号~、2012年12月号にて第一部完として休載中)。「恋愛ラボ」と世界は共通で、同作品のキャラクターも一部登場する。 みそララ 4 (ま…

迷える小魚を導いてくれる深海魚先輩(「深海魚のアンコさん」感想)

Webコミックも近頃は色々出てて、無料でも質の高いのが読めるのはありがたい。そんな中、気になってるマンガ、「深海魚のアンコさん」(犬犬、2012年11月~、コミックメテオにて連載。http://comic-meteor.jp/ankosan/)単行本1巻が9月発売予定ということ…

ひゅう、あんみつー♪(「ももんち」感想)

前回のエントリで挙げた「ディスコミュニケーション」はひたすら不思議な体験や変態的行為を通して「人はなぜ誰かを好きになるのか?」というテーマに迫っていく話だったが、雰囲気の真逆な恋愛ものを思い出したので読み返してみた。 ももんち (ビッグコミッ…

ワカラナイカラ好キニナル、好キニナルカラワカラナイ(「夢使い」、「ディスコミュニケーション」感想)

『どんな女の子や男の子にもその謎を解かなきゃいけない男の子や女の子がひとりは必ずいると思うの だから私が松笛君を好きになったってことは― ―私が松笛君の謎を解かなきゃいけない人間だということなのよ 私はなんとなくそう思うのよね』 ディスコミュニ…

Let it be(「ネクログ」感想)

kindle版が出てたから、1巻読んでみたら面白かったのでそのまま最終巻まで購入。 ネクログ(1)作者: 熊倉隆敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 熊倉隆敏が「もっけ」の後に連載していた「ネクログ…

妄想ジェットコースター(「ひきだしにテラリウム」感想)

「ショートショートってむずかしいな」 ひきだしにテラリウム作者: 九井諒子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2013/08/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 九井諒子の新作「ひきだしにテラリウム」(イースト・プレス)。今回は1話あ…

虎としましま(「ミミツキ」感想)

年明けから色々やってたら2回書いただけで2ヶ月近く放棄してた。ちょっとずつ再開。 ということで、この前終わっちゃったけど、しましまなケモノ耳系。タイトルもそのまま「ミミツキ」(相川有、幻冬舎コミックバーズ、全6巻)。ちょっとケモノの血を引いて…

人外に萌える(「セントールの悩み」感想)

委員長の真面目さをどうやって見る人に伝えるか。メガネだ。それだけで知的。真面目。メガネ。でも、それ以外のアイテムを使っていいんではないか。 たとえば翼。 セントールの悩み 2 (リュウコミックス)作者: 村山慶出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/…

秋は夕暮れ。(「ふら・ふろ」感想)

「オレンジの光が」「なんかあったかい感じがするんだよなー」 (ふら・ふろ3巻 p.81より) ふら・ふろ (2) (まんがタイムKRコミックス)作者: カネコマサル出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2009/06/27メディア: コミック購入: 1人 クリック: 6回この商品を…

記事一覧

今までに取り上げてきた作品の一覧です。(随時更新)